こんにちは♪ハンドブローだけでまとまる髪形を追求する美容師の南です。
今回、ノンアルカリ縮毛矯正とは何なのか、わかりやすく説明するために 縮毛矯正の3つの仕組みとともに記事を書きました♪
傷まない縮毛矯正なんてこの世にあったなんて!と驚く方もいると思いますが、このノンアルカリ縮毛矯正が効く人と効かない人がいます。
この薬剤を扱う美容師の視診と触診にかかっています☆
できるだけ簡単に書いていますので、理解して頂けたら嬉しいです。それではご覧ください。
縮毛矯正の3つの仕組み
①軟化
軟化とは、弱酸性の髪の毛をアルカリ薬剤によって柔らかくすることです。
軟化することにより 髪の毛の表面のキューティクルが開き、還元剤というものが髪の毛の中に入っていきやすくするのです。
軟化していないと髪の毛の中の結合を切ることができていない状態です。
軟化しすぎていると髪に弾力がなくなり、コシがなくなってしまいます。
この軟化させることは 髪の毛のダメージになるので、どれくらい軟化させるのか、できるだけ軟化を少なくしてストレートにすることを追求していくことが大切です。
②還元
還元とは、髪の毛の中の結合を切ることです。その結合を切る薬剤を還元剤といいます。
還元剤が髪の毛の中に入っていくためには、キューティクルが開いている必要があります。
通常、髪の毛が軟化していないと還元剤が髪の中に入りません。
還元剤には大きく分けて2種類ございます。チオ系とシステアミン系です。
チオ系は親水性(水をすう)の髪の毛に有効で、システアミン系は疎水性(水をはじく)の髪の毛に有効です。
髪の毛の質によって還元剤が効かないので、髪を濡らして視診・触診することが重要です。
③熱固定
180度のストレートアイロンで約2秒熱することで髪の中の結合が固定されます。
この熱固定は熱を2秒未満でやっていると固定されません。
また、熱固定中にカーブスルーすることで自然なストレートになります。
ストレートアイロンをまっすぐにやられると不自然なストレートになってしますのです。
その後、縮毛矯正の2剤によって酸化結合して縮毛矯正は完成します。
【ダメージレス】ノンアルカリ縮毛矯正とは
ノンアルカリ、または微アルカリで縮毛矯正をかける最新技術です。
通常の縮毛矯正はアルカリで髪の毛を軟化させて還元剤を浸透させるのですが、軟化をなしか 軟化をほんの少しだけでストレートにできるのです。
なぜそんなことが可能なの??
大きさが小さい還元剤を使うので、キューティクルが開いていなくても髪の毛の中に入ることができます。
軟化が少なくて済むから傷まないで縮毛矯正ができるんですね!
また、親水性の傷みやすい髪質の方にとても合っています。髪が強く、疎水性の方には相性が悪いです。
ただ、他の縮毛矯正との違って まったく傷まないので、縮毛矯正をかけるか迷っている方や酸熱トリートメントを経験した方にお勧めです。
ブリーチしていてもできる?
ブリーチしていても可能です!しかし、普段のお手入れが大変にはなります。髪が乾きにくくなったり、髪が切れやすくなったりとデメリットもございます。
ロングヘアよりもショートヘアの方の方がブリーチしていてもお勧めします。
また、縮毛矯正をして後日にブリーチバレイヤージュをすることを推奨しています。
こんな人にお勧め
- 縮毛矯正するまででもないがやるか迷っている人
- ハイトーンカラーと縮毛矯正をしている人
- 髪が細くて傷みやすい人
- ふわふわする細い毛だけクセが出て困っている人
- 酸熱トリートメントをやっているが持たない人